弓道(きゅうどう)は、和弓を用いて矢を射て的に中(あ)てる、一連の所作を通して心身の鍛錬をする日本の武道です。
古くから弓術として戦術・武芸として発展し、現在ではスポーツ・健康体育の面も持ち合わせています。
一方で古来から続く流派も存在し、現代の弓道と共存しながら古流を守り続けています。
現在でも小笠原流・日置流・本多流・大和流など様々な流派が存在し、活動しているものの、大多数の弓道家は流派には所属せず、全日本弓道連盟の定めた射法(#射法八節)に従っています。
流派の人々も全日本弓道連盟に所属し審査を受けている場合もあり、連盟と多くの流派組織は対立しているわけではありません。
流派の系統は今日的な用語で「礼射系」・「武射系」と分類されています。
礼射系は儀礼・儀式的な要素が加味されつつ発展した射の系統を言いいますが、事実上小笠原流系統を指しています。
武射系は戦場での実利を重視して発展してきた射の系統を言い、事実上日置流系統を指します。
本多流は、三十三間堂の通し矢を得意とした日置流の堂射系統が母体で、本来は礼射系で行っていた正面打起しを取り入た、武射系の流派です。